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携帯電話のゲーム市場、スマホアプリが拡大

 コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、2012年の家庭用ゲームの市場規模などをまとめた「2013 CESAゲーム白書」を発売した。

 調査では、家庭用ゲームのハードウェアやソフトウェアの市場のほかに、スマートフォンやタブレットで利用するソーシャルゲーム、ダウンロード型ゲームアプリなどについてもまとめられている。

 対象は同調査で「一般生活者」としたもので、3~79歳の全国の男女に、郵送によるアンケート調査を行っている。有効回答数は1159人、調査期間は2013年1月11日~2月4日。

 SNSおよびソーシャルゲームの利用状況を調査した項目では、「Mobage/Yahoo! Mobage」「GREE」「mixi」「ハンゲーム」「Ameba」「ニコニコ動画」の6つについて、SNSの利用、SNSのソーシャルゲームの利用などを質問している。

 SNSとして利用している割合は、「mixi」が一般生活者の14%が利用しており、最も高かった。次いで「ニコニコ動画」が13%、「Mobage/Yahoo! Mobage」が11.6%、「GREE」が7.9%と続いた。2011年と比較すると、「Mobage/Yahoo! Mobage」のSNSの利用率が高くなる一方、「mixi」「GREE」は利用率が低下した。

 これらのSNSで提供されているソーシャルゲームを遊んでいると回答したのは、一般生活者の14.8%で、2011年の13.5%から拡大した。

 個別にみると、一般生活者のうち、「Mobage/Yahoo! Mobage」のソーシャルゲームで遊ぶ割合は7.9%、追加課金をしたのは1.5%で、どちらの項目も6サービス中最大となっている。同様に、「GREE」のソーシャルゲームは5.8%、追加課金は0.7%。「mixi」のソーシャルゲームは2.6%、追加課金は0.2%となっている。

 一方、ソーシャルゲーム以外の、スマートフォン・タブレット向けのダウンロード型ゲームアプリについての質問では、「継続的に利用している」が21.6%で、前年から倍以上に増加しており、スマートフォンやタブレットでゲームを継続的に遊ぶユーザーが大きく増えている様子が明らかになった。

太田 亮三