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ドコモ、クラウドサービスのAPIを開示

 NTTドコモは、同社のクラウドサービス群「ドコモクラウド」のAPIを5月16日より提供する。

 今回提供されるAPIは、ドコモのクラウドサービスのうち、オンラインアルバムサービスの「フォトコレクション」や、ドコモのクラウド対応アドレス帳「ドコモ電話帳」。また8月以降に提供されるストレージサービス「データ保管BOX」のAPIも用意される。フォトコレクションのAPIでは、ドコモ以外の他社のサービスとフォトコレクションを連携させて、フォトコレクションへの写真や動画のアップロード、あるいはフォトコレクションからの取得などが可能になる。またドコモ電話帳では、電話帳データへの連絡先の新規追加などが可能にあるAPIが用意される。

 アプリを提供する開発者、企業がAPIを利用する場合、専用サイトで申請する必要がある。ドコモ側の審査、承認を経てドコモからAPIキーが発行される。ユーザーがそうしたサービスを利用する際、ドコモクラウドと連携させるかどうかは、ユーザー自身が許可する必要がある。このとき、docomo IDとdocomo ID用パスワード、あるいはspモードパスワード(spモード経由での接続時)を利用する。コンテンツプロバイダ側にIDやパスワードといった認証情報は渡らない。

関口 聖