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auとソフトバンク、シャープのエコ技でSMSが受信できないケース

auとソフトバンク、シャープのエコ技でSMSが受信できないケース

 KDDIとソフトバンクモバイルは、シャープ製スマートフォン・タブレットの一部に搭載されている省エネ機能「エコ技」の設定により、SMS(Cメール)が受信できない場合があることを明らかにした。両キャリアとも今後、準備ができ次第ソフトウェア更新を提供する。NTTドコモのシャープ製端末は対象外。

 明らかにされた問題は、対象となる端末の「エコ技」で、スリープ中などに通信を制限する「省エネ待受」の対象のアプリに「メールアプリ」「SMSアプリ」(どちらもau)、「メール」(ソフトバンク)を指定すると、スリープ中にSMSや「S!メール通知」を受信できないというもの。Eメールの利用も兼ねているアプリはEメールも受信できなくなる。

 これは「エコ技」の機能としての不具合ではないが、メールやSMS関連のアプリを指定できてしまうことで、ユーザーによっては意図せず受信できない状況になっている可能性があるとして、両キャリアではエコ技でメールやSMS関連のアプリを指定できないようソフトウェアを変更する。NTTドコモのシャープ製端末は、当初からエコ技の省エネ待受設定でメールアプリを指定できないようになっている。

 なお、au、ソフトバンクともに、SMS(Cメール)については、エコ技の設定によりスリープ中にSMSを受信できなかった場合、再受信できないので注意が必要。Eメールについては後から再受信できる。

 両キャリアともに、ソフトウェア更新提供前の回避策として、「省エネ待受」設定にメールアプリを指定しないよう案内している。

 auの対象機種は、IS13SH、IS14SH、INFOBAR C01、IS15SH、ISW16SH、IS17SH、SHL21、SHT21。

 ソフトバンクの対象機種は、101SH、102SH、102SH II、103SH、104SH、106SH、107SH、107SH B、200SH。

太田 亮三