ニュース

他社ユーザーも利用できるゲームポータル「dゲーム」開始

他社ユーザーも利用できるゲームポータル「dゲーム」開始

 NTTドコモは、12月13日より、コンテンツ配信ポータル「dマーケット」において、Android端末やiPhoneで利用できるソーシャルゲームなどを提供する「dゲーム」を提供する。

 「dゲーム」は、ドコモが大手ゲーム会社と提携し、厳選したゲームをドコモが提供するサービス。サービス開始当初、ソーシャルゲーム11タイトルが配信され、12月下旬以降に4タイトルが追加配信される予定。

対応端末、料金

 対応端末は、Android 2.2以上のスマートフォンや、iPhoneシリーズ(iPhone 3GS、iPhone 4、iPhone 4S、iPhone 5)。AndroidやiOSのタブレット端末のほか、iモード端末でも利用できる。「dゲーム」については、NTTドコモ以外のユーザーも利用できる。

 配信されるコンテンツは基本無料で、ゲーム内のコンテンツは一部有料。有料コンテンツは、dマーケット内の仮想通貨「dコイン」を使って利用する。dコインは前払い式の仮想通貨で、チャージ上限は10万コインとなるが、未成年の場合はdコイン購入数に最高1万円までの上限が設定されている。また、ドコモポイントを利用して有料コンテンツが購入できる。

 dコインの購入は、ドコモユーザーは「ドコモ ケータイ払い」やクレジットカード、WebMoneyで決済できる。それ以外のユーザーは、クレジットカードとWebMoneyから選べる。

 コンテンツにはパケット通信料がかかる。ドコモユーザーの場合は、spモードやiモードの契約などISP契約が必須となり、他社ケータイの利用者はdocomoIDの登録が必要。

年齢制限付きのコミュニケーション機能

 dゲームの提供に合わせて、dマーケット内にユーザー同士でコミュニケーションが図れる機能が追加される。

 プレイ中のゲームに友人を招待する機能や、ゲームやコンテンツに関する情報交換機能、メッセージの送受信が行える機能などが提供される。

 メッセージの送受信については年齢毎に制限が設けられており、12歳未満のユーザーは利用できない。やりとりできる相手は以下の通り。

利用者の年齢相手の年齢
12歳以下利用不可
13歳13~15歳
14歳13~16歳
15歳13~17歳
16歳14~18歳
17歳15~19歳
18歳16歳以上
19歳17歳以上
20歳以上18歳以上

 サービスの提供販売はドコモが行い、サポートもドコモが行う。ゲームの運用管理も基本的にはドコモが責任を負う。

当初の配信タイトル

 12月13日より提供される配信タイトルは以下の通り。

・仮面ライダーレジェンド(バンダイナムコゲームス)
・テイルズ オブ キズナ(バンダイナムコゲームス)
・プロ野球ドリームナイン(コナミデジタルエンタテインメント)
・ワールドサッカーコレクション(コナミデジタルエンタテインメント)
・キャプテン翼~つくろうドリームチーム~(KLab)
・恋してキャバ嬢GP for dゲーム(KLab)
・アイログ for dゲーム(タイトー)
・平安武士の恋愛事情 for dゲーム(タイトー)
・エヴァンゲリヲン~絶対防衛線~for dゲーム(D2C)
・王子様のプロポーズ for dゲーム(ボルテージ)
・くにつく for dゲーム(ケイブ)

 12月下旬以降の配信タイトルは以下の通り。

・英雄スピリッツ(バンダイナムコゲームス)
・大富豪モンスターズ(コナミデジタルエンタテインメント)
・どこでもダビつく(セガ)
・熱戦!バトライブ(バンダイナムコゲームス)

アクセス方法

 ドコモのスマートフォンやタブレットは、「dマーケット」のトップから「dゲーム」にアクセスできる。iモード端末は、iMenuの「dゲーム・アプリ」から遷移する。

 ドコモ以外の利用者は、スマートフォンおよびフィーチャーフォンでdマーケットの案内ページにアクセスして利用する。「新規会員登録」画面でdocomoIDやパスワードの登録が必要。

 このほか、いずれのユーザーも、dマーケットへの初回利用時に、ニックネームや生年月日、性別の登録が必須となっている。

津田 啓夢