料金やサービス終了など、ウィルコムが大規模なサービス変更


 ウィルコムおよびウィルコム沖縄は、利用料金の支払期日変更や、サービスの終了、サービス内容の変更などをまとめて発表した。

支払い期日変更

 利用料金について、毎月15日締め切りで、翌月12日に支払い期日がくる「お客さま番号」の末尾「B」の利用者は、2012年12月の利用料金より、月末締めの支払い期日が翌月27日に変更される。

 12月~1月の利用分は、計算期間が12月16日~1月31日の1.5カ月分で請求されるので注意が必要だ。

 このほか、全てのユーザーは、2013年5月以降、支払い期日が翌月26日に変更される予定。

相次ぎサービス終了へ

 ウィルコムでは、複数サービスの提供終了も一気に発表している。2013年3月末で終了するサービスは以下の通り。

・国際ローミングサービス
・ウィルコム ミーティング
・修理アシストサービス
・AIR-EDGEレンタルサービス
・ウィルコム海外レンタルサービス
・長期代品貸出サービス
・法人向け電話機レンタルサービス

 「国際ローミングサービス」は、タイや台湾とPHSローミングできるもの。「修理アシストサービス」は、ウィルコムが修理代金の一部を負担するサービス。

 さらに、2013年4月末には、以下のサービスが終了する。「ウィルコム無線LANオプション」は、「W-ZERO3」シリーズなどウィルコムのスマートフォンで利用できる公衆無線LANサービス。

・ウィルコム無線LANオプション
・ウィルコム無線LANオプション エクスプレスエリアコース

 このほか2013年5月以降、ポイントサービス「サポートコインサービス」も終了する。同サービスは、毎月の料金に応じてコインを獲得でき、このコインを機種変更や修理に充てられるというもの。獲得ポイントは2年間、機種変更に利用できる。

大規模なサービス変更

 さらに、多くのウィルコムのサービスが変更される。ウィルコムでは、変更されるこれら33のサービスについて、リリース発表を行わず、個別に連絡するとしている。変更されるサービスとしてリストに挙げられているのは以下の通り。

・070以外もお得な通話パック
・新通話パック
・だれとでも定額
・話し放題
・国際電話サービス
・トリプルプラン/新トリプルプラン
・高速化サービス
・位置検索サービス
・PRIN
・PRINビジネス定額オプション
・ファミリーパック
・マルチパック
・ハートフルサポート
・長期割引サービス
・ビジネスサポート割引
・セーフティプラン
・料金定額経過通知サービス
・パケット安心サービス
・ビジネス安心サービス
・リモートロック
・ホームアンテナレンタルサービス
・AIR-EDGEアクセスポイント認証サービス
・ユニバーサルサービス料
・分計サービス
・サービスの中断
・契約期間について(年間契約)
・W-VALUE割引
・割引適用期間の変更について
・新規契約事務手数料について
・解約届出書での解約日付について
・利用権譲渡
・通話明細サービス
・複数割引サービス

 ユーザーは、自身の契約内容を確認した上で、該当サービスの変更点を確認されたい。料金値上げにあたるものもあれば、値下げやサービス拡充に相当するものもある。

 たとえば、「W-VALUE割引」では、解約や機種変更月の割引が、日割りから割引なしとなる。「新規契約事務手数料」についても、2回線目以降がこれまでの2100円から、1回線あたり3150円に変更される。

 さらに、「だれとでも定額」「話し放題」「新通話パック」「070以外もお得な通話パック」といった通話関連のオプションサービスにも変更が加わる。現在、ネット接続サービスの「PRIN」は、加入2カ月の利用料が無料となっているが、この特典が終了し、加入当初から料金がかかる。

 このほか、家族割引サービス「ファミリーパック」では、これまで1回線目の利用料が月額2900円で、2回線目が月額2200円だった。2013年5月以降、1回線目が月額2548円に値下げされ、2回線目が月額2548円に値上げされる。3回線以上はこれまで通り、月額2200円となる。

 




(津田 啓夢)

2012/11/30 19:09