Google、Android 4.2を発表


 Googleは、Android 4.2を発表した。

 Android 4.2について、Googleは「Jelly Bean(Android 4.1)の新しい味(フレーバー)」と表現し、Android 4.1とは速度やシンプルさにおいてレベルが違うとしている。

 新たに、パノラマ撮影の要領で左右だけでなく上下でも写真を結合し、上下左右に広視野な写真が撮影できる「Photo Sphere」機能が用意される。撮影した写真は端末だけでなく、ソーシャルサービス「Google+」でも共有できるほか、地図サービス「Google Maps」とも連携する。

 文字入力機能にはジェスチャー入力機能が追加された。ソフトウェアキー上で入力したい単語のアルファベット順に指を滑らせていく入力方法となる。また文書読み上げ機能や音声入力機能も刷新され、通信圏外エリアでも入力できるようになった。

 また、マルチユーザーに対応し、タブレットなどを複数人で使えるようになった。それぞれのアカウント毎にメールなどが設定できる。

 Wi-Fi Direct技術で、HDMIクラスの動画送信を無線で実現する「Miracast」をサポートし、対応するHDテレビなどでゲームがプレイできる。また、待受状態や充電中に写真アルバムを表示したり、Googleからニュースを取得したりできる「Daydream」機能も用意される。

 位置情報と連携する情報サービス「Google Now」では、一日の最初に今日の天気を通知する機能や近くの人気の写真スポットがチェックできる。

 このほか、タッチ操作のレスポンスも向上する。タッチする際にAndroid端末のCPUをブーストすることで高速応答を実現する。バッテリーが気になる場合は設定をOFFできる。

 

(津田 啓夢)

2012/10/30 13:40