Google日本語入力、ローマ字に新キー配列「Godanキーボード」


 Googleは、Android向けのGoogle日本語入力システムに、新たなキー配列でローマ字入力が可能な「Godanキーボード」を導入した。ケータイ配列やQWERTY配列もこれまで通り利用できる。

 「Godanキーボード」は、快適なローマ字入力を目指して導入されたキー配列。左手側縦一列に母音キー(A、I、U、E、O)が並び、中央に「かさたな(K、S、T、N)」行が入力できる子音キー、右側に「はまやらわ(H、M、Y、R、W)」行が入力できる子音キーが並ぶ。

 濁音と半濁音は、対応する子音キーからフリック入力の左右で行える。たとえば、か行であれば「K」キーを右にフリックすることで「G」キーとなり、「がきぐげご」が入力できる。は行であれば「H」キーの右フリック(Bキー)で「ばびぶべぼ」、左フリック(Pキー)で「ぱぴぷぺぽ」が入力できる。中央下には濁音/半濁音の専用キーも用意されている。

 さらに、子音キーを上にフリック操作すれば、小さい母音や子音を伴う文字入力も可能だ。「Q」キーによる「クァ」、「J」キーで「ジャ」、「C」キーで「チャ」、「F」キーで「ファ」といった具合。下にフリック操作すると数字キーも入力できる。

 このほか今回のアップデートでは、読み仮名の濁音や半濁音を省略したり、「ァィゥェォャュョ」といった小文字を着かなくても、対応する変換候補を表示するなど、変換候補の表示にも変更が加えられている。


 

(津田 啓夢)

2012/10/4 15:12