ソフトバンク、102SH、102SH IIをAndroid 4.0にバージョンアップ


 ソフトバンクモバイルは、シャープ製のAndroid端末「AQUOS PHONE 102SH」「AQUOS PHONE 102SH II」のOSをAndroid 4.0にする、ソフトウェア更新の提供を開始した。

 「AQUOS PHONE 102SH」は、4.5インチのHD液晶におサイフケータイや防水性能を備えた端末で、2011年12月16日に発売された。「AQUOS PHONE 102SH II」は7月12日に発売された端末で、前モデルにあたる「102SH」のスペックを踏襲しながら、緊急速報メールと900MHz帯をサポートしたモデル。どちらもAndroid 2.3を搭載して発売された。

 今回のAndroid 4.0へのバージョンアップにともない、「102SH II」と同時期に発売された「AQUOS PHONE Xx 106SH」などの端末にも採用されている、シャープ独自のユーザーインターフェイス「Feel UX」を新たに搭載。「Feel UX」は「3ラインホーム」としてタッチ操作を意識した分かりやすいUIになっているほか、ロック画面からカメラや電話、メールを直接起動できる。「Feel UX」以外にも、シャープ独自の「ホーム」UIも利用できる。

 また、シャープ独自のチューニング技術によりタッチ操作のレスポンスを向上させた「ダイレクトトラッキング技術」に対応する。Android 4.0で標準機能として提供される、顔認証によるロック解除機能や、音声着信時にSMSで返信する「クイック返信」機能なども利用可能。

 更新にかかる時間は、どちらの機種も約15分。バージョンアップに必要なソフトウェア更新は、Wi-Fi経由か、パソコンとmicroSDカードを利用して行える。更新後は各種の設定が初期状態に戻るので、必要に応じて再度設定する必要がある。バージョンアップ後はOSがAndroid 4.0.4となる。インストールされているアプリはそのまま残るが、正しく動作するかどうかはアプリ側のAndroid 4.0への対応状況により異なる。


 




(太田 亮三)

2012/9/6 12:59