スマホのカメラで手のひら静脈認証、今年度にも製品化


 ソフトバンクモバイルは、ユニバーサルロボットと共同で、スマートフォンなどのカメラで静脈と掌紋を抽出し、手のひら静脈から認証できるハイブリッド型個人認証ソフトウェアを開発した。

 新開発のソフトウェアは、スマートフォンのカメラを使って、汎用的なスマートフォンのカメラを使って、手のひらの静脈で個人認証を行うもの。可視光を利用した独自の静脈検出アルゴリズムを搭載し、スマートフォンやスマート家電のカメラで認証を実現した。

 可視光で静脈と掌紋の形状を同時に抽出するハイブリッド型の認証方式となる。ソフトバンクによると、体内情報の静脈に形状はなりすましや偽造が難しい一方で、手のひらの表層情報は取得が容易とのこと。これらを組み合わせて、高精度で安定した認証を実現する。

 ソフトバンクとユニバーサルロボットは技術開発を進めて、2012年度中の製品化を目指すとしている。

 

(津田 啓夢)

2012/8/28 17:00