アップルとサムスンの特許訴訟、アップルの訴えが認められる


 米国カリフォルニア州 北部連邦地方裁判所で争われていたアップルとサムスン電子のスマートフォンをめぐる特許訴訟で、陪審団の評決が下り、アップルの損害額として10億5100万ドル(約827億円)が認められた。

 争点となった特許について、アップルは7件の訴えのうち6件が認められ、サムスン電子の5件の訴えは退けられたことから、アップルの訴えが全面的に認められた形となった。最終的な損害賠償額などは今後明らかになる見込み。

 アップルは今回の評決を受け、「裁判を通じて示された多くの証拠は、サムスンの模倣行為が、私達が把握していたよりももっと深刻だったことを明らかにした」「裁判所が、サムスンの行為が意図的であると認めたことを称賛したい」などとする声明を発表している。

 




(太田 亮三)

2012/8/27 17:42