キングジム、クリアファイルの書類を読み取る「ショットドックス」


 キングジムは、クリアファイルなどに収納した書類をスマートフォンで読み取りデータとして持ち運べるという、ファイルとアプリからなる新シリーズ「ショットドックス」を8月8日に発売する。アプリは先行して7月上旬より無料で配信される。

 今回発売される「ショットドックス」シリーズは、スマートフォンの専用アプリでカメラを起動して書類を撮影すると、ゆがみなどを補正し画像データとして保存・利用できるというもの。これまでは手書きの文書やメモを取り込むノート「ショットノート」が展開されてきたが、今回の新シリーズは既存の書類や資料が対象。「ショットドックス」としてラインナップされるクリアファイルに取り込みたい書類を収納し、専用アプリで撮影することで、4辺を読み取り台形補正や余白部分のカットを自動で行い、データとして取り込める。クリアファイルは光が反射しにくい「低反射ポケット」を採用している。

 クリアファイルのラインナップは、A4で、トップインタイプ(通常タイプ)のほか、サイドインタイプを用意。20ポケット、40ポケットがそれぞれ用意される。価格は472円~。また、1列3段で120ポケットを備えた名刺ホルダーも367円で用意される。1枚を収納するホルダータイプは、ハードホルダーが199円、クリアーホルダーの3枚パックが262円となっている。

 アプリはiPhone向けに「SHOT DOCS App」が7月上旬より無料で配信される。対応機種はiPhone 3GS/4/4S。OSはiOS 5.1が推奨されている。2012年中にはAndroid版も配信される予定。


「ショットドックス」シリーズ

 

iスキャミル ミニ

 同社では、iPhoneに直接データを読み込めるミニスキャナ「iスキャミル ミニ」も8月8日に発売する。価格は1万5540円。

 「iスキャミル ミニ」は本体に用意されたDockコネクタにiPhoneを装着し、専用アプリで操作しスキャンを行うと、読み取った写真や名刺、ハガキなどのデータを直接iPhoneに取り込めるというもの。読み取ったデータはJPEG形式でカメラロールに保存される。スキャン解像度は600dpiで、読み取り寸法は105mm×254mmとなっている。専用アプリ「i-Scan mini」は無料で配信されている。


「iスキャミル ミニ」

 




(太田 亮三)

2012/7/3 17:10