NTTアド調査、10代・20代の携帯・スマホ利用傾向が明らかに


 NTTアドは、15歳~65歳の都市圏在住者を対象にした、「デジタルコミュニケーションライフ調査」の結果を発表した。昨年11月、全国5660名を対象に郵送調査で行われたもので、ネット利用時に用いる端末などが明らかになっている。

 同調査によれば、インターネット利用時の端末は、「自宅パソコン」が88.6%、従来型の携帯電話である「フィーチャーフォン」が60.9%、「スマートフォン」が35.5%、「タブレット」が9.7%となった。どの年齢層でも、自宅パソコンが最も利用率が高いという結果になり、50代以上では携帯電話やスマートフォン、タブレットの利用が少ない。10代~40代で見ると、全体よりもややフィーチャーフォンの利用傾向が高く、特に10代ではフィーチャーフォンが70.8%、スマートフォンが37.9%となった。ただ、20代はフィーチャーフォンが66.1%で、さらにスマートフォンが57.4%を占め、各年齢層のうち、唯一、スマートフォン利用率が50%を超えた。

インターネット利用時の端末(NTTアド資料より引用)

 コンテンツの利用状況としては、Facebookなどのソーシャルサービスがよく利用されており、10代~20代は、他の年齢層よりもソーシャルサービスの利用率が高い。10代~20代のスマートフォンユーザーに限ると、動画サービスやTwitter、音楽、ブログサービスも他の年齢層より大幅に利用傾向が高いことが示された。

 これらの結果から、NTTアドでは「10代~20代がフィーチャーフォン、スマートフォンを積極的に併用しながら、インターネットを利用していることがわかった」として、特に大学生を中心にYouTube、Facebookなどのソーシャルメディアが積極的に利用されていると指摘している。

(関口 聖)

2012/5/15 12:28