フリスクサイズの「ストラップフォン」


WX03A ストラップフォン(開発中のため、実際の製品と異なる場合があります)

 「WX03A ストラップフォン」は、その名の通り、ストラップにぶらさげられるサイズに仕上げられたエイビット製ストレート型PHS端末。12月発売予定。価格は未定。

 大きさが32×70×10.5mmで、手のひらにすっぽり収まるサイズ。2008年のWIRELESS JAPANにおいて、エイビットがコンセプトモデルとして披露したほか、昨年12月のウィルコム発表会でも参考出品されていたが、今回、商品化されることになった。清涼菓子の「フリスク(FRISK)」のケースに近いサイズで、スマートフォンにストラップとしてぶら下げ、2台目の通話専用端末として持ち歩く、といった利用シーンが想定されている。エイビットでは、国内外のテンキー付き携帯電話・PHSでは世界最小・最軽量としている。

 重さは約33gで、約1インチの有機ELディスプレイを備える。連続待受時間は約300時間、連続通話時間は約2時間。バッテリーは内蔵型となる。音声通話のほか、ライトメール、赤外線通信、位置情報に対応するほか、microUSBポートにイヤホンマイク(別売)を装着して通話することもできる。ボディカラーはブラックのみ。Bluetoothは非対応。

 21日の展示会では、実機も展示されており、手に取って操作することもできた。記者が操作した端末は、上方向キーが押しにくい印象もあったが、その他のボタンは小ささに戸惑いつつも、押し間違えなどはほとんどなかった。こうした操作感は、あくまで発表時点のもので、発売までに調整が続けられるとのこと。


 

(関口 聖)

2011/9/21 11:00