マカフィー、7月のAndroid向けウィルスは15件


 マカフィーは、7月のモバイル関連のウィルス状況について発表した。

 7月のモバイル向けマルウェア(PUP、亜種含む)は15件だった。いずれもAndroidを対象とするもので、その内訳は新種の悪質ソフトウェアが8件、亜種が5件、スパイウェアなど怪しいプログラムを示すPUP(不審なプログラム)の新種が1件、その亜種が1件となった。マカフィーでは、1カ月に生成されたAndroid向けマルウェアの種類が過去最多であるとしている。

 また、Android OSの脆弱性を突いてroot権限を奪う「Android/DroidKungFu」の亜種が、外部サーバーから悪質な動作を行うAndroidアプリを実行する「Android/Topkank.A」が確認された。

 「Android/Topkank.A」は、ゲームアプリの海賊版として配布され、外部サーバーから悪質な動作を行うDEXファイルをダウンロード、DexClassLoaderを使って動的に実行するというものだった。「Android/Topkank.A」自体は無害なアプリを装い、配布時のアプリケーションチェックをすり抜けられるという。

 




(津田 啓夢)

2011/8/2 12:39