日本通信、新たな相互接続形態をドコモに申し入れ


 日本通信は、NTTドコモの接続約款で規定されていない、新たな相互接続についてドコモへ申し入れを行ったと発表した。

 今回、日本通信が行った申し入れは、ドコモの携帯電話ネットワーク内にある「SGSN」(Serving General packet radio service Support Node)という装置と、日本通信が設置する「HLR」(Home Location Register)という装置を相互接続させる、というもの。どちらも携帯電話の根幹的なネットワーク(コアネットワーク)を構成する装置で、「SGSN」はパケット通信時の交換機の役割を果たすもので、もう一方の「HLR」は携帯電話番号など加入者情報を扱うデータベースとなる。

 既に日本通信とNTTドコモは、相互接続を行っているが、今回の申し入れは、ドコモの接続約款では規定されていないものとのことで、今後、両社の間で交渉が行われる見込み。日本通信では、「これまでユニークな製品、バラエティに富んだサービスを提供してきた。今後の多様なサービスを提供するための一環として、今回の申し入れを行った」としている。今後のスケジュールは未定とのこと。

 

(関口 聖)

2011/7/19 18:17