ドコモ、スマートフォン向け「電話帳バックアップ」不具合で案内


 NTTドコモは、スマートフォン向けに提供される「電話帳バックアップ」を利用する際、バックアップが正常に完了しない事象があるとして、対処方法を公開した。

 スマートフォン向けの「電話帳バックアップ」は、spモードユーザーのスマートフォンから利用できる、アドレス帳データのバックアップサービス。今春より提供されている。ドコモの案内によれば、Googleアカウントのアドレス帳データを「docomoアカウント」へコピーしてから「電話帳バックアップ」アプリで、サーバーへ保存しようとしても、正常に完了しないことがあるという。

 対象機種は、MEDIAS、Xperia arc、REGZA Phone T-01C、Optimus Chat。これらの機種でプリインストールされている「電話帳コピーツール」を使って、Googleアカウントのデータをdocomoアカウントへコピーすると事象が発生する。電話帳コピーツールで生成されたデータが、ドコモ側のサーバーで読み込めないことが原因で、同社では改修した「電話帳コピーツール」をAndroidマーケットで提供することにした。

 「電話帳コピーツール」は、「電話帳バックアップ」対応機種にプリインストールされているが、プリインストール版は改修版へ更新できず、Androidマーケットで配布されている改修版を別途入手する必要がある。インストール後は、いったん「エクスポート」を行ってから、そこで出力したファイルを「インポート」して取り込み、「上書き」を選ぶ。こうした操作を行った上であればバックアップできるようになるとのこと。サーバー側での対応は未定だが、ドコモではそうした対策も含め、検討するとしている。

 



(関口 聖)

2011/5/18 16:50