「i Bodymo」で誤課金、対象者にはパケット通信料を返還


 NTTドコモは、健康支援サービス「i Bodymo」のiモードサイトにおいて、本来パケット通信料がかからないところ、誤って通信料課金していたことを明らかにした。対象のユーザーには通信料金が返還される。

 「i Bodymo」は、運動や食事の記録できる健康支援サービス。同サービスのiモードサイトにおいて、設定ミスにより本来無料のパケット通信料が課金されていた。事象の発生期間は2010年5月18日~12月13日。対象となるのは、「i Bodymo」を契約していないユーザーがiモード版のTOPページにアクセスした場合。

 通信料は、2011年4月請求分(3月の利用分)以降の利用料から差し引く形で返還される。差し引かれた場合は、請求書のお知らせ欄でその旨を案内する。なお、利用者がドコモを解約している場合、個別に返還方法が案内される。

 ドコモでは、返還対象となるユーザーを1万2000人と想定している。ただし、利用が特定できるのは、2010年9月14日~12月13日の期間で、この期間の対象ユーザーは3000人程度としている。2010年5月18日~9月13日の期間については、ユーザーの利用記録が保存されていないため、ユーザー申告によって対応する。申告内容と契約状況を確認した上で、対象ユーザーにはパケット通信料相当額が返還される。

 なお、返還金額は、総額で約68万円(想定)。特定できる3000名に対する返還金額は約15万円で、特定できない9000人のユーザーへの返還金額は約53万円となる。

 



(津田 啓夢)

2011/1/6 16:45