Android向け動画配信サービス「QTVビデオ」オープン


 フロントメディアは、Android向けの本格的な動画配信サービス「QTVビデオ」の提供を開始した。アプリの利用料は無料で、サービス利用料は月額525円。視聴無料コンテンツなども楽しめる。

 「QTVビデオ」は、ストリーミング型のAndroid向け動画配信サービス。iモード/EZweb/Yahoo!ケータイ向けの公式動画サービスのAndroidアプリ版となる。Android 1.6以降で楽しめる。

 オープニングタイトルとして5000本の作品が提供され、今後1年以内に、携帯電話版と同等の3万本以上のタイトルが配信される。オープンニングタイトルには、150本以上の無料作品が用意されている。

 配信作品は映画やドラマ、アニメ、バラエティ、スポーツなど多岐に渡っている。月額525円で525ポイントが付与され、このポイントを消費してコンテンツを視聴する。ポイントは30分のアニメ作品で105~157ポイント、映画など長尺のもので315~400ポイント程度かかる。連続番組のパッケージ提供なども用意される。コンテンツの決済は当初はクレジットカード決済となるが、年内にもNTTドコモのspモード、KDDIのau簡単決済などがサポートされる予定。

 各コンテンツの視聴期間はそれぞれ異なり、30分作品なら2日間、映画なら1週間程度の視聴期間がある。ユーザーの利用動向を見る限り、コンテンツ購入後すぐに視聴するユーザーが大半という。

 フロントメディアでは、Android向けの動画エンコード技術「プレミアムエンコード」を新開発し、3G網でも高画質・高音質の動画を提供するとしている。通信環境に応じて、3つの画像品質が選べる。さらに今回、Android上での本格的な動画配信に向けたDRM技術「JUSTICE」なども開発した。

 

(津田 啓夢)

2010/12/7 17:23