au、下り最大9.2Mbpsのデータ通信「WIN HIGH SPEED」を開始


「WIN HIGH SPEED」の概要

 KDDI、沖縄セルラーは、携帯電話・スマートフォンのデータ通信方式として、理論値で下り最大9.2Mbps、上り最大5.5Mbpsのデータ通信サービス「WIN HIGH SPEED」を提供する。18日に発表された端末の一部が対応しており、対応端末の発売と同時にサービスを開始する。

 「WIN HIGH SPEED」は、CDMA 1xEV-DO マルチキャリアRev.AとしてKDDIが提供するデータ通信方式のサービス名。既存の一部の端末が対応しているCDMA 1xEV-DO Rev.A方式の電波を最大3本束ねてデータ通信速度の高速化を図る技術で、ダウンロード時間は最大で約3分の1、アップロード時間についても最大約3分の1になるとしている。

 18日に発表された機種では、秋冬モデルで「IS06」「X-RAY」「S005」、春モデルでは「IS04」「G11」「S006」「T006」が対応する。

 当初の対応エリアは首都圏と全国の大都市圏、県庁所在地などとしており、10月末には対応エリアの概要がWebサイトで公表される見込み。

送信・受信が最大で約3分の1になるという
会場での対応端末を使ったデモ。通信環境は良くなかったが、それでもダウンロード速度に差がついた対応エリアでは下り最大9.2Mbpsと表示される

 



(太田 亮三)

2010/10/18 16:18