富士通東芝モバイルコミュニケーションズが発足


 富士通と東芝は、携帯電話事業の統合が完了し、統合後の新会社「富士通東芝モバイルコミュニケーションズ株式会社」が発足したと発表した。

 今回発足した富士通東芝モバイルコミュニケーションズは、6月17日に基本合意し、7月29日に最終契約を締結した、両社の携帯電話事業の統合に伴い発足した会社。東芝は新会社に携帯電話事業を譲渡し、富士通が新会社の株式を取得することで事業統合が完了し、新会社が富士通傘下の会社としてスタートした。新会社では当面の間、東芝ブランドの端末を手掛ける。なお、富士通の携帯電話事業は、新会社ではなくこれまで通り富士通本体で継続する。

 富士通東芝モバイルコミュニケーションズの資本金は4億5000万円で、出資比率は富士通が80.1%、東芝が19.9%。富士通 執行役員常務の大谷信雄氏が新会社の代表を務める。従業員数は約350名で、所在地は富士通の川崎工場。携帯電話の設計、開発、販売が主な事業内容となる。

 



(太田 亮三)

2010/10/1 15:58