米AdMobがスマートフォン稼働数発表、国内のiPhoneは138万台

　モバイル関連広告を手がける米AdMobは、2010年4月時点のiPhoneとAndroid端末の国別端末数を公表した。日本のiPhone端末は137万8903台、Android端末は17万7926台とされた。

　AdMobでは、iPhoneやAndroidといったスマートフォンを中心にモバイル向けの広告を配信するプラットフォームベンダー。公開されたデータは、2010年4月中に一度でもAdMobの広告を表示したデバイス数で、アクティブに稼動している端末数に近いものと推定される。ただし、4月中に渡航した場合、渡航先の国でもカウントされる。AdMobでは、実数よりもわずかに大きい数字かもしれないとしている。

　世界の端末稼働数は、iPhoneが2741万1081台、iPod touchが1305万6019台、iPadが29万4653台で、合計するとiPhone OSの端末数は4076万1753台となった。一方のAndroid OSの端末数は1156万6140台。

　日本の端末稼働数は、iPhoneが137万8903台、iPod touchが27万7942台、国内未発売ながらiPadは2293台となった。これらを合計するとiPhone OSの端末数は165万9138台となった。一方のAndroid OSの端末数は17万7926台。

　iPhone OS合計の国別稼働数は、米国が1827万0600台がトップで、英国（378万7654台）、フランス（256万2085台）、カナダ（193万9857台）、日本（165万9138台）、オーストラリア（155万6770台）、ドイツ（152万1759台）、中国（92万2138）、イタリア（75万7500台）、韓国（71万5128台）となった。

　Android OSの国別稼働数についても米国が866万1508台でトップ、2位は中国の88万2384台で、中国ではiPhone OSとAndroid OSが数万台の差で拮抗している。以下、英国（38万5215台）、フランス（22万1434台）、ドイツ（18万7091台）、日本（17万7926台）、スペイン（10万3846台）、カナダ（8万5022台）、韓国（7万394台）、香港（6万8566台）が続く。

　なお、iPhone OSの各国データを確認すると、多くの国や地域の端末稼働数は「iPhone ＞ iPod touch ＞ iPad」の順となったが、カナダはiPhoneよりもiPod touchの方が多い結果となった。