「BIGLOBEモバイル」がマルチキャリアに、au LTE網のサービスを開始

　ビッグローブは、MVNO「BIGLOBEモバイル」にて、au 4G LTEネットワークに対応した通信サービスの提供を開始した。これにより、BIGLOBEモバイルは、NTTドコモ網の「タイプD」とau網の「タイプA」を提供するマルチキャリアのMVNOとなる。

　「タイプA」の料金プランは、既存の「タイプD」向けプランと共通。ただし、タイプAにはSMS非対応の「データSIM」の設定はなく、「SMS機能付きデータSIM」または「音声通話SIM」のみが用意される。SMS機能付きデータSIMの月額料金は、1020円（3ギガプラン）～6870円（30ギガプラン）、音声通話SIMは月額1400円（音声通話スタートプラン/1GB）～7450円（30ギガプラン）となっている（料金はすべて税抜）。

　「エンタメフリーオプション」や国際ローミングなど、各種オプションも提供される。「シェアSIM」では、タイプD SIMとタイプA SIMでデータ残量を共有できる。

　タイプAは日本国内ではau 4G LTEエリアをサポートし、3Gエリアでは利用できない。利用時に標準SIM/microSIM/nanoSIMの3サイズから選べるマルチサイズSIMを採用している。タイプDからの変更は、手数料3000円とSIMカード準備料394円を支払うことで可能。

タイプD/A両対応の3機種が追加

　また、BIGLOBEモバイルの対応端末として、モトローラ製の「Moto G5s Plus」と、ASUS製の「ZenFone 4（ZE554KL）」「ZenFone 4 Selfie Pro（ZD552KL）」という3機種の提供が開始された。3機種はタイプD/Aの両回線で利用できる。

　実質的な割賦契約となるアシストパックでは、「Moto G5s Plus」が月額1610円、「ZenFone 4（ZE554KL）」が月額2150円、「ZenFone 4 Selfie Pro（ZD552KL）」は月額1780円で提供される。アシストパックは通信サービスの24カ月以上の利用を条件として購入時に割引するサービスで、月額通信料に加算される料金が実質的な割賦代金となる。