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ハイレゾ音源市場、ダウンロード数は前年比1.6倍のペースで拡大中

単曲販売は約2倍、機器の低価格化も後押し

 GfKジャパンは、主要なハイレゾ音源配信サイトのダウンロード実績を集計した「ハイレゾ音源ダウンロード市場レポート」として、2017年上半期(1~6月)の市場概況を発表した。

 レポートによると、2017年上半期のハイレゾ音源のダウンロード数は前年同期比62%増、金額ベースでは前年同期比31%増と大きく拡大していることが明らかになった。

 まとめ買いの「アルバム」、単曲買いの「トラック」に購入形態を分けると、アルバムは数量で18%増、トラックは95%増と、単曲での販売数が約2倍と大きく伸長した。

 単曲の販売数が大きく拡大した背景は、配信サービスの新規参入のほか、J-POPやアニメソングをはじめとした楽曲ラインナップの拡充、女性や若い世代への拡大など。またハードウェアの面でも、市場の拡大が続くハイレゾ対応ヘッドフォンは過去1年間で平均価格が16%低下、1万円未満の製品も相次いで登場するなどの点が市場の拡大を後押ししている。