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外出先から“セコムする”、スマホ連携の新ホームセキュリティ
救急連携の見守りウェアラブル、荷物を守る宅配ボックスも
2017年7月5日 16:52
セコムは、スマートフォン連携の家庭向け警備・見守りサービス「セコム・ホームセキュリティNEO」の販売を7月7日に開始する。オプションとして、リストバンド型の救急・健康管理デバイス「セコム・マイドクターウォッチ」も同日に発売する。
「セコム・ホームセキュリティNEO」は機器レンタルをレンタルする場合、月額6800円(税別)。初期費用として工事料が5万8000円(税別)と、保証金の2万円(非課税)が必要となる。「セコム・マイドクターウォッチ」の利用料は月額900円で、9月までに「NEO」に加入すると、契約が続くかぎり無料で利用できる。
セコムのホームセキュリティは、防犯、火災監視、非常通報など、家の安全を守るための機械警備サービスをパッケージにした商品。「NEO」では、スマートフォンと連携し、アプリから自宅の状態を確認したり、警備の設定を変更したりできるようになった。
自宅のセキュリティを集中管理する「コントローラー」という機器の操作のほとんどを、アプリから確認・設定できる。アプリは宅内外から利用でき、例えば、寝る前に寝室から在宅時の警備サービスを設定するというように使える。
コントローラーや玄関に置くデバイスから警備の設定が変更されると、チャットアプリのような画面で操作履歴が表示される。子どもが帰宅を通知によって知ることができ、見守りサービスとしても利用できる。
救急通報機能付きウェアラブル「セコム・マイドクターウォッチ」
「セコム・マイドクターウォッチ」は、リストバンド型のウェアラブルデバイス。平時は活動量計として健康管理に利用し、緊急時にはデバイスから救急通報を発信できる。
セコムはこれまで、自宅内での見守りや救急対応サービスへの通報ができるデバイスを展開。これを発展させてスマートフォン連携に対応することで、屋内外での通報サービスの提供が可能となった。
デバイス上のボタンを長押しすると、セコムの救急対応サービスに通報され、必要に応じて駆けつけ警護や警察・消防への通報も行われる。また、着用者が転倒したときや、一定の時間に安否が確認できなかったときは自動で救急通報する機能も備える。
活動量計の機能は、日立製作所と共同開発。健康管理アプリから利用する。歩行強度や睡眠の深さなど、デバイスからの活動量や、食事を写真からのカロリー計算、健康を維持するためのアドバイスを表示する。
ホームセキュリティもIoT連携に、第2弾は宅配ボックス
セコムの中山泰男社長は、「ホームセキュリティNEO」を通して、家族や家庭の安全を守るだけでなく、家族間でのつながりを強化するようなサービスを提供すると紹介。そのために、外部の企業とも連携してデバイスやアプリ連携機能を強化していくという。
ウェアラブルデバイス「セコム・マイドクターウォッチ」は、連携デバイスの第1弾という位置づけ。第2弾の製品として2017年内に「宅配ボックス」を提供すると予告された。
セコムの宅配ボックスは、ホームセキュリティ製品のオプションサービスとして提供される。販売価格は数万円程度となる見込み。宅配業者が荷物を入れてドアを閉めると、鍵で開けるまで開かないという製品。荷物が入れられるとホームセキュリティのコントローラーや、スマートフォンアプリに対して通知される。