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アルミパーツ採用、細部を改善した「かんたんケータイ KYF36」

 KDDI、沖縄セルラーは、折りたたみ型でフィーチャーフォンタイプの端末「かんたんケータイ KYF36」を8月中旬以降に発売する。価格は未定。

「かんたんケータイ KYF36」
ゴールド

 「かんたんケータイ KYF36」は、アンケート結果やお客様相談室への問い合わせ内容、ターゲットであるシニア層への調査結果をもとに、前モデルにあたる「かんたんケータイ KYF32」の細部を改善したモデル。主に70代のユーザーをターゲットに、着信時の電話番号、待受画面の時計、メニュー、電波や時刻などピクトの表示は「でか文字」や「でかピクト」とし、見やすさを追求している。

 ボタンの視認性を向上させるため、テンキーの文字は、はっきりと見えるコントラストの高いデザインに変更。キーサイズも最適化して大きくしたうえで、押下時のクリック感を出すなど操作感にもこだわり抜いた。メインディスプレイの下部に配置されている3つの「ワンタッチキー」には、よく使う連絡先や端末の一部機能を登録することができ、押すだけですぐに呼び出せる。

 液晶側の背面(サブディスプレイ側)のパーツには、「かんたんケータイ」として初めてアルミ素材を使用。3種類あるボディカラーごとに表面処理が異なり、メインカラーのゴールドはクロスへアライン、ピンクはサンドブラスト処理、グリーンはスリット風の深い縦ラインとして「高い質感と繊細な雰囲気」を演出している。

 モノクロのサブディスプレイは常時点灯。現在時刻、日時、歩数計の3パターンの表示に切り替えることができ、常時表示のため操作の必要なくすばやく日時や歩数をチェックできるようになっている。アプリは「LINE」に対応し、ディスプレイから音を出す「スマートソニックレシーバー」で聞こえやすさにも配慮するなど、シニアのためのコミュニケーションツールとしても十分な性能をもつ。

 「MARVERA KYF35」と同様、「テレビde写真」機能に対応する。テンキー左下に専用の「TV写真」ボタンを用意し、ワンプッシュするだけで「テレビde写真」機能を使えるようにした。同機能を利用するには、あらかじめテレビに別売のドングル(Miracastデバイス、税込4800円)をHDMI接続する必要がある。かんたんケータイの画面をそのまま大画面テレビなどに映し出せるほか、メール受信して端末に保存している写真を見ることも可能。動画への対応は検討中としている。

ピンク
グリーン

主な仕様

 ハードウェア面は「MARVERA KYF35」に共通の部分が多い。ディスプレイは約3.4インチ、854×480ドット(FWVGA)で、モノクロの大型サブディスプレイも備える。メインカメラは約800万画素。CPUは1.1GHzのクアッドコアで、1GBのメモリ(RAM)、8GBのストレージを備え、最大32GBまでのmicroSDHCカードを利用できる。

 4G LTEの通信速度は下り最大150Mbps、上り最大25Mbps。通話はau VoLTEに対応する。米国国防総省の物資調達基準であるMILスペックに準拠した耐衝撃(落下)性能をもち、IPX5/8の防水性能、IP5Xの防塵性能を備える。おサイフケータイ、ワンセグは非対応で、FMラジオも搭載しない。

 無線LANはIEEE802.11b/g/n、Bluetooth 4.1に対応。外部端子はMicro USB。バッテリー容量は1500mAh。端末サイズは約51×115×17.9mmで、重量は約141g(暫定)。ボディカラーはゴールド、ピンク、グリーンの3色をラインナップする。充電用の卓上ホルダが付属する。