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「LINE」にパスワード不要の生体認証を導入へ、標準化団体のFIDOに加盟

 LINEは、生体認証などの標準化団体「FIDO」(ファイド)アライアンスにボードメンバーとして加盟したと発表した。今後、生体認証を「LINE」に導入することで、現在のパスワードに起因する問題の解決が期待できるとしている。

 LINEでは、FIDOから仕様として提供されている、生体認証などを使うパスワードレス型認証、2要素認証、Webアプリケーション向け認証などの認証方式を、「LINE」やそのほかのアプリに導入することで、現在のパスワード認証に起因するセキュリティやプライバシーに関するフィッシング、アカウント乗っ取り、サービス不正利用などの問題の解決が期待できるとしている。

 LINEは今後さらに、IoTやAIを活用した未来型のサービスやアプリケーションでも、FIDOが提唱するパスワードレスの新しい認証方式を導入していく方針を示している。

 「FIDO」アライアンスは、グーグル、マイクロソフト、インテル、ARM、NTTドコモなど34社がボードメンバーになっており、250社以上が加盟している。Webの標準化団体であるW3Cとも連携することで、インターネットサービスを、パスワードを入力せず生体認証などで、簡単に安全性を高めて利用できる取り組みが行われている。