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2016年度の国内メーカー携帯出荷は前年比12.3%減、スマホは維持

 電子情報技術産業協会(JEITA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は、2017年3月期の国内携帯電話メーカーの出荷数を発表した。あわせて、2016年度(2016年4月~2017年3月)の累計実績も明らかにされている。

 同調査は両団体に加盟する国内メーカーが調査の対象となる。2016年度は、スマートフォンの調査対象企業として京セラ、シャープ、ソニーモバイル、富士通の4社が参加している。

2016年度は出荷減少もスマホは維持

 2016年度(2016年4月~2017年3月)の累計出荷台数は1762万台。前年比で87.7%と減少している。通期の出荷台数は、2010年から継続して減少傾向にある。

 このうち、スマートフォンの出荷台数は1071万台。前年比で102.7%と前年水準を維持。2期連続でプラス成長となった。

3月スマホ出荷、「実質0円廃止」の前年比で2倍に

 2017年3月の出荷数は182万8000台となった。

 キャリアの冬春モデルが好調となったことに加え、新年度に向けた買い替えキャンペーンも需要を押し上げ、MVNO向けも含めた出荷台数増となった。「実質0円」を廃止するための販売制限が行われた前年同月との比較で144.5%というプラス成長になっている。

 特にスマートフォンが牽引。126万9000台を出荷し、前年同月比で230.8%となる増加を記録した。