領収書・レシート特化の活字認識ライブラリー、パナソニックが開発者向けに提供

　パナソニック ソリューションテクノロジーは、OCRソフト・アプリ向けの開発ツールキットとして、領収書・レシートの認識に活字認識に特化した「領収書/レシート認識ライブラリー」を発売する。Windows、Linux版が4月26日に、iOS版とAndroid版が5月17日に発売される。

「領収書/レシート認識ライブラリー」動作・認識イメージ

　「領収書/レシート認識ライブラリー」は、OCRソフト・アプリの開発ツールキット「カラーOCRライブラリー」シリーズにラインナップされるもの。

　同ライブラリーは、タクシーや駐車場、コンビニといった領収書・レシートの活字認識に特化したエンジンを搭載しており、日付や金額などの活字の情報を自動的に読み取り、高精度にデータに変換する。経費精算処理の工数を大幅に削減でき、スマートフォンアプリとして開発すれば、外出先からスマートフォンだけで経費精算を完了させられる仕組みも構築できるとしている。

　当初は縦向きのPOSロール紙に印字された領収書・レシートの文字に対応。縦に長いレシートは、複数回に分けた撮影にも対応する。横向きの領収書・レシートについては、2017年9月に対応する予定。