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下り612Mbpsの「Pocket WiFi 603HW」、ワイモバイルが2月中旬発売
ソフトバンクからは法人向け「602HW」として登場
2017年1月18日 11:23
ソフトバンク、ウィルコム沖縄がワイモバイル(Y!mobile)ブランドで提供する「Pocket WiFi 603HW」は、ファーウェイ製のモバイルWi-Fiルーター。2月中旬に発売される。
複数の周波数帯を束ねるキャリアアグリゲーション(CA)や、複数のアンテナで同時に通信する「4×4 MIMO」、一度に運ぶ情報量を増やす「256QAM」といった高速化技術を組み合わせて、下り最大612Mbps(理論値)の通信をサポートする。
下り612Mbpsで通信できるエリアは、TD-LTEの3.5GHz帯とAXGPが整備されているエリアで、当初は東名阪を中心とした限られた地域が対象となる。「603HW」の発売に合わせてエリアマップが提供される。
AXGP+TD-LTEエリアでの最大速度は下り最大612Mbps、上り13Mbps。FDD-LTEエリアではCAにより下り最大350Mbps、上り最大37.5Mbpsで通信可能。国内の3G通信は非対応。
2400mAhのバッテリーを搭載。下り最大612Mbpsの通信が可能な状態で約6時間、電池が持続する。省電力設定では、消費電力が大きいTD-LTEの4×4 MIMO機能がオフになり、2×2 MIMOでの通信となる。省電力設定ONでCAが非適用の場合は、約8.5時間の連続通信が可能。なお、キャリアアグリゲーションのON/OFFをユーザーが選ぶことはできない。
2.4インチのQVGAタッチ液晶ディスプレイを搭載。電源を入れてから約5秒で起動する高速機能を備える。Wi-FiはIEEE 802.11a/b/g/n/ac対応で、同時接続台数は14台。外部端子はUSB 3.0 Type-Cとなった。大きさは約109.9×65.1×15.5mmで、重さは約135g。カラーはブラックとホワイトの2色。
ソフトバンクでは法人向け「602HW」として取り扱い
ソフトバンクブランドでは、同一スペックの機種を法人向けの「Pocket WiFi 602HW」として提供する。発売は2月中旬以降。
ユーザーインターフェースを含め、「602HW」とほぼ同一だが、ワイモバイルで提供されている「アドバンスモード」の表示がない点が異なる。カラーはブラック1色となる。