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富士通、Windows搭載の「arrows Tab」や6型Windows 10タブレットを発表
2017年1月17日 11:00
富士通クライアントコンピューティングは、Windows搭載の「arrows Tab」など、2017年の春商戦期向けの新モデルを発表した。
12.5型と10.5型のWindows搭載「arrows Tab」
12.5インチのWindows 10搭載のタブレット「arrows Tab RH77/B1」は、1月19日発売で、価格は19万円前後(税抜、以下同)。2016年3月発売の「arrows Tab RH77/X」のリニューアルモデルで、CPUがKaby-Lake世代(第7世代)のCore i5-7200Uへと更新されている。バックパネルはシルバーからゴールドに変更された。
2Wayタブレットとして、キーボードカバーを装着してノートパソコンのように使える。そのほか、Windows Inkによる1024階調のペン入力をサポートする。画面解像度は1920×1080ドット。メモリは4GBで、256GBのストレージを搭載する。タブレット単体での大きさは約319×201.3×9.5mmで、重さは約890g。キーボードカバー装着時の大きさは約319×201.3×14.7mmで、重さは約1.25kg。
10.1インチのWindowsタブレット「arrows Tab QH35/B1」は、Office MobileやATOKを標準搭載しながらも、ラインナップの中で低価格に抑えた製品。価格は7万円強で、発売予定は2月下旬。付属のカバー付きキーボードは、背面部分を折り曲げてスタンドとして使える。前モデルの「QH35/W」からカバーの折り方が変更され、より安定するようになった。
CPUは「Atom x5-Z8350」で、メモリは2GB。ストレージは約128GB。大きさは約259.8×171.4×8.9mmで、重さは約620g。キーボード装着時は大きさが約270×190×20mmで、重さは約1.0kgとなる。
13型で世界最軽量を狙う「LIFEBOOK UH/Uシリーズ」
個人向けの「LIFEBOOK UHシリーズ」と、法人向けの「LIFEBOOK Uシリーズ」は、軽さが特徴の13.3型モバイルノートパソコン。個人向けには50Wh大容量バッテリー搭載の「LIFEBOOK UH90/B1」と、25Whの標準バッテリーの「LIFEBOOK UH75/B1」を用意。法人向けには「LIFEBOOK U937/P」をラインナップする。「LIFEBOOK UH90/B1」は、20万円前後で2月下旬発売。「LIFEBOOK UH75/B1」は、19万円前後で1月19日発売。
標準バッテリーで約777gと、13.3型で世界最軽量クラスと謳う。一方で、耐落下や耐振動、たわみ耐性などの試験を実施し、剛性を確保している。急速充電に対応し、30分で標準バッテリー容量の50%まで充電が可能。また、USB Power Deliveryをサポートし、USB Type-Cポートからの充電も可能。USBポート(A端子が2基、Type-C端子1基)や有線LANポート、指紋センサーを搭載する。
法人向けモデルの「LIFEBOOK U937/P」はBTOにより、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク網に対応するLTEモデムを追加できる。
チップセットは「Core i5-7200」で、メモリは4GB。ストレージとして、「LIFEBOOK UH90/B1」は256GB、「LIFEBOOK UH75/B1」は128GBのSSDを搭載する。大きさは約309×212.5×15.5mm。重さは標準バッテリーで約777g、大容量バッテリー装着時は約913g。
6型の“パソコン用Windows 10搭載”タブレット
法人向けモデル発表されたハンディタブレット「ARROWS Tab V567/P」は、6インチの筐体ながら、パソコン用のWindows 10 Proを搭載する。マイクロソフトは6インチの画面を持つデバイス向けのOSとして、Windows 10 Mobileを供給しているが、富士通が独自に交渉した結果、フル機能を持つパソコン用のWindowsをプリインストールできるようになったという。
工事現場や病院、倉庫や学校などでのハンディーターミナルとしての利用を想定。実際に、病院で看護師の回診時に利用する端末として実証実験を行っている。IP54相当の防滴防塵性能や、120cmの高さからの落下試験をクリアした堅牢性を備える。医療現場での利用を想定し、消毒用アルコールでの拭き取りに対応する。
CPUは「Atom x5-Z8550」。メモリは4GBで、ストレージは64GB。大きさは約180×85.4×15.9mm。