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2022年、スマホ市場はゆるやかな成長もIoT市場が大幅拡大へ

 野村総合研究所(野村総研、NRI)は、2022年度までAIやIoT、スマートフォンなどICT関連の市場がどのように動くか、分析したレポートを発表した。国内外のスマートフォン販売台数などが紹介されている。

 スマートフォンを含むグローバルでの携帯電話販売数は、2014年時点で19億8800万台。これが8年後の2022年度には22億7700万台へとゆるやかに成長する、というのがNRIの見立て。地域別に見ると、北米や欧州での販売数は徐々に縮小する見通しとなる一方、アジア・太平洋が堅調に推移する。また中近東・アフリカも牽引して、市場の成長が達成されるという。

 日本における携帯電話・PHSの契約数は、2015年度の1億5405万回線が2022年度には1億7789万回線になる見通し。PHSはほぼ市場から姿を消していくとされる一方、通信モジュールが徐々に拡大していく。これにあわせて、IoT市場は2015年の5200億円規模から、2022年には3.2兆円規模と大幅な成長になるとされている。

 このほか、動画配信サービスの動向などが紹介されている。