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折り曲げられるディスプレイにあわせて最適な画面表示を、ドコモが新技術

 NTTドコモは、折り曲げられるフレキシブルディスプレイを搭載するデバイスを考案、そうしたデバイスで画面サイズが変化しても、メニューなどユーザーインターフェイスが最適化される技術を開発した。

 ドコモでは今回、巻物のようにディスプレイの一部をロール状にしたデバイスを試作。試作品にスマートフォンのような通信機能はないが、フレキシブルディスプレイを引き出していくと、センサーがディスプレイをどれくらい引き出したか検知。画面上にコンテンツを表示する際、必要なX軸とY軸を算出してレイアウトを最適化できる。

 今回は、レイアウトの変更にHTML5を用いているが、技術の要はセンサーをもとに得た情報からフレキシブルディスプレイの表示領域を算出できることにある。

 試作したデバイスのフレキシブルディスプレイは、半導体エネルギー研究所の協力を得ている。17日、18日にドコモのR&Dセンタで開催されるイベントで、新技術が披露される。

【フレキシブルディスプレイ最適表示技術のデモンストレーション(NTTドコモ提供)】