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睡眠改善アイマスクやカメラ付きロボット掃除機、ソフトバンク「+Style」から
2016年9月1日 15:01
ソフトバンクは、IoT関連製品のクラウドファンディングや販売、ユーザーからのアイデア募集などを行う「+Style(プラススタイル)」で、9月中に追加する新たな製品群を公開した。
睡眠の質を改善してくれる「NeuroOn」
Inteliclinic(インテリクリニック)が開発した「NeuroOn(ニューロン)」は、睡眠中の状態を計測してくれるアイマスク。9月上旬に発売される予定で、価格は3万5000円程度になる見込み。
脳波や心拍、体温、体の動きを計測し、スマートフォンアプリでユーザーの睡眠で課題があれば、アドバイスして睡眠の質を改善できる。LEDライトも搭載しており、起床を促す際には、太陽光に近い色合いで光って目覚めやすくする。バイブレーション機能も搭載される。
また、シフト勤務で不規則な睡眠時間になる場合、あるいは海外渡航で時差ボケになるのを防ぎたい場合、「NeuroOn」のアプリでは、徐々の調子を整えられる機能も用意されている。
10月には、センサーなどを搭載する本体部はそのまま、本体を収納するアイマスク部で、新たなデザインの商品が追加される予定。また新機能として、夢を見やすくするアプリを追加する予定。
スマートロック「AMADAS」
なぞるだけでロック解除、電池がなくても開錠できる仕組みを用意したとうたうのはスマートロックの「AMADAS Smart Lever Lock(アマダス スマートレバーロック)」だ。9月下旬に発売される。3万~4万円程度になる見込み。
大きな特徴は、レバー部分に搭載される各種機能。数字キーが用意されており、スマートフォンがなくともPIN入力で開錠できる。キー周辺はセンサーにもなっており、キーの上をさっとなぞるだけで開錠できる。なぞって開錠する機能は、あらかじめアプリ側で設定し、1m以内に「AMADAS」に紐付けたスマートフォンを持っている状態で動作する。専用アプリでは、家族や友人など複数のユーザーへ開錠の権利を一時的に与えることもできる。
ノブの内部にはソーラーパネルが仕込まれており、もし「AMADAS」のバッテリーが切れていても、スマートフォンなどで約20秒、ライトを当てれば発電して、1回開錠できる。中東や中国では、ドアノブを飾り付けることも好まれるとのことで、「AMADAS」では宝石のような石を配置して飾るバージョンも用意される。このほか、スマートフォンを使っていないユーザーでも開錠できるよう、AMADASに鍵穴を追加することもできるという。
撮影した映像をライブかつVRで楽しめるドローン
ElecFreaks(エレックフリークス)社の「ELF II-VRdrone(イエルエフ ツー)は重さ91gという手の平サイズで4つのプロペラを備えるドローン。カメラを搭載しており、操縦中の映像をVRで楽しめる。この場合、スマートフォン1台をVR用として、もう1台のスマートフォンをリモコンモードにして操縦することになる。アプリのモードを切り替えれば、1台のスマートフォンでVRではなく通常映像を観つつ、操縦することもできる。価格は2万円未満になる予定。
水拭きもできるロボット掃除機、カメラ付きのロボット掃除機
韓国で初めてお掃除ロボットを作ったFine Roboticsの新製品「I'SENSE(アイセンス)V8500VM」は、ホコリを集め、吸収し、ブラシで履いて、オプションのマイクロファイバーブラシで床を水拭きしてくれる。ベッドの下など光がない場所も掃除するシャドー掃除モードなどが用意される。価格は正式に決まっていないが、6万9800円程度になる見込み。スマートフォンアプリで操作できるほか、管理センターで状況をモニタリングしており、何か問題があればユーザーのスマホアプリに通知する。
一方、「MAMORU」はカメラを搭載し、自宅を見守るロボット掃除機。室内の状況を把握するマッピング機能はないが、一般的なロボット掃除機としての機能は一通りカバーしつつ、カメラで室内の状況をモニタリングできることが大きな特徴となる。クラウドファンディング対象でひとまず6万9800円で募集される。
加速度センサー付きBluetoothタグ
縦横28mm、厚さ8mmというBluetoothタグ「bPoint PIN(ビーポイント ピン)」はカバンや鍵、スマートフォンに付けて置き忘れてもわかるようにしたり、ペットの首輪につけて場所をわかるようにしたりできる。加速度センサーを搭載しており、窓やドアに付けておけば開閉を検知できる。こちらもクラウドファンディングで投資を募る。
親子で使うスマートリストバンド
受託製造メーカーとして世界最大規模の台湾クアンタ社が手がけるスマートリストバンド「MOVE LIFE」は、子供の見守りとフィットネスというコンセプトを掲げる。スマートフォンと最大4台、あるいは1台のMOVE LIFEに最大3台まで子機となるMOVE LIFEを紐付けられる。親子で利用しておけば、子供とはぐれたときに通知してくれるようになっており、約30m以内であれば、連携させたスマートフォンからMOVE LIFEがどの方角にあるか確認できる「追跡機能」もある。
活動量計として歩数、歩行距離、消費カロリー、睡眠時間の測定などを計測できる。クラウドファンディング対象商品になる。
IoTハウス、IoTオフィスでアイデア募集
アイデアを募集するプランニングの新プロジェクトとして、「IoTハウス」「IoTオフィス」という2つが9月、追加される。IoTハウスは大和ハウスによるもので、「住めば住むほど快適になる」「家族構成の変更にあわせる」「成長を見守る」という3つの柱でアイデアを募ることになる。
一方、オリックスが行う「IoTオフィス」は、レンタルオフィスサービス「CROSS OFFICE」とのコラボレーション企画。「CROSS OFFICE」の利用者に、+Styleで提供されるIoT商品のうち、手軽に光の色を変えられるLEDランプ「COLOR UP」、ストレスチェックなどができるダイキンのIoT座布団「エアリトモ」などを1週間無料で貸し出す。体験したユーザーから意見を得て、今後のIoTオフィスの開発に繋げていく。