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Pokémon GO、日本で配信開始

 Nianticは、日本国内でゲームアプリ「Pokémon GO」の配信を開始した。Android版、iOS版が配信されている。アプリの利用は無料で、一部はアイテム課金(アプリ内課金)。

 「Pokémon GO」は、スマートフォンの位置情報を利用して、現実の世界を舞台に、ポケモンを捕まえたりバトルしたりできるゲーム。米国で爆発的なブームになっているほか、配信が開始された各国で人気になっている。

 「Pokémon GO」のAndroid版の対象OSは、Android 4.4~6.0。メモリ(RAM)は2GB以上。Intel製Atomプロセッサを搭載する端末は非対応。タブレット端末やGPS非搭載端末、Wi-Fiのみの端末での動作は保証されていない。

 「Pokémon GO」を巡っては、世界での人気を受け、日本では関連会社の株価が急騰するなど、配信開始前から話題が沸騰。海外を含めた一部では「日本では7月20日に配信される」「配信が延期された」などの報道が続き、待ち望むユーザーの混乱に拍車をかけた。一方で日本のマクドナルドは、「Pokémon GOとのコラボレーションを近々実施する予定」と、先行する噂に回答する形で、投資家宛を含めて施策の存在を明らかにしていた。

 また、内閣サイバーセキュリティセンターは「Pokémon GO」に関する注意喚起をPDF形式のファイルで配信。セキュリティから熱中症対策、歩きスマホ、危険な場所に立ち入らないといった内容まで、幅広く注意点を取り上げている。

 モバイル業界では、「Pokémon GO」で使ったデータ通信量を1年間カウントせず無料にするSIMカードがDTIから発表されている(※ニュース記事)。

やじうま的「Pokémon GO」の逸話

 「Pokémon GO」は地球上が舞台と謳い、すでに逸話にも事欠かないゲームになっている。米国では柵を超えて動物園に侵入する、原子力発電所に侵入するといった例が報告されているほか、事件の犯人をゲットした、との報告もある。ロシアのプーチン大統領の公邸でもあるクレムリン宮殿(一部は一般に開放)では、ポケモン目的で訪れないよう担当者がコメント。ISISとの戦闘の前線でプレイしているユーザーがいるとの話もある。サラエボのNGOからは、ポケモンを求めて地雷原に進入しないよう警告が発せられた。

【開発者メッセージ】