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ソフトバンク、IoT機器向けに超低消費電力のLTEモジュール

 ソフトバンクとAltair Semiconductor(アルティア)、太陽誘電は、IoT向けの低消費電力LTEモジュールを開発した。2017年前半に、IoT製品を取り扱う企業向けに提供を開始する。

 今回開発されたLTEモジュールは、LTEの通信規格「カテゴリー1(Cat.1)」に準拠、FDD-LTEのBand 1/8で下り最大10Mbps/上り最大5Mbpsの通信が可能。

 今後3GPPが策定する無線通信規格「Release 13」にも対応可能。「Release 13」では、IoT機器向けに消費電力を抑えつつデータを送受信する仕様が含まれている。ソフトバンクのネットワークが「Release 13」に対応した後、電池駆動で10年以上の稼働も可能な、超低消費電力のLTEモジュールとして利用できるようになる。

 電池駆動で駆動するガスや水道などのスマートメーター、高齢者や子ども向けの見守りシステムなどに搭載することで、電池交換なしでも通信機能を長期間利用できるようになる。