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「i-dio」、7月1日より本格展開開始。東海エリアもプレ放送へ
「i-dio Wi-Fiチューナー」の無料モニターの第3期募集も開始予定
2016年6月24日 18:57
エフエム東京らが設立したBIC社、VIP社、東京マルチメディア放送の3社は7月1日より、放送サービス「i-dio」を福岡、東京、大阪のエリアで本格展開することを発表した。専用アプリの改良、追加のほか、アプリにチューナー不要で受信できる機能も搭載する。
「i-dio」は、アナログテレビ放送が終了したことで空いた周波数帯のうち、V-Lowという帯域を使った、モバイル向けマルチメディア放送サービス。2016年3月より福岡・大阪・東京のエリアで放送を開始している。放送を受信するには、チューナーを内蔵したAndroidスマートフォン「i-dio Phone」か、Wi-Fiチューナー「i-dio Wi-Fi Tuner」が必要だった。しかし7月1日から、Android/iOS向けの受信アプリに対し、インターネット経由で放送を受信できる機能を搭載。チューナー不要で放送を視聴・聴取できるようになる。なお、受信する地域で放送しているチャンネルのみ視聴・聴取でき、7月時点での利用可能な地域は関東甲信越や近畿など一部の地域に限られている。
放送受信用アプリは「i-dio」がすでに提供されているが、6月28日には高音質チャンネル「TS ONE」が利用しやすいアプリ「TS PLAY」、7月中旬にはドライバー向けチャンネル用アプリ「Amanekチャンネル」がリリースされる予定。いずれのアプリもAndroid/iOSに対応する。
また、VIP社は東海総合通信局から無線局免許を交付、中日本マルチメディア放送は総務省よりソフト事業者としての業務認定証の交付されたことにより、東海エリアでも放送できるようになった。プレ放送は7月1日正午で、同日よりローカルチャンネル「TRAN・J」もプレ開局、本放送は8月1日を予定している。
あわせて、7月1日からは「i-dio Wi-Fi Tuner」の無料モニターの第3期募集も予定している。詳細は「i-dio」公式サイトで発表するとのこと。さらに7月には、フィルムアンテナをフロントガラスに貼って高感度で受信するという自動車向けチューナー「i-dio車載対応TunerBox」もリリースする予定。