Twitterなどが遮断されている国でも日本と同じように使えるVPN設定済みルーター

　プラネックスコミュニケーションズは、VPN接続で世界中のどこからでも日本国内と同じようにスマートフォンでWebサービスを利用できるようにするルーター「どこでも日本 VPN」を6月24日に発売する。価格はオープン価格で、参考価格は2万9800円（税抜、以下同）。1年間のVPN接続サービスの利用料を含んだ価格で、2年目からの年間のVPN接続サービス料は1万円。

「どこでも日本 VPN」（MHC-VM1）

　今回発売される「どこでも日本 VPN」（MHC-VM1）は、自宅やオフィスのルーターとして日本国内に設置しておくことで、海外渡航時にも、スマートフォンやパソコンからVPN（Virtual Private Network）接続でルーターにアクセスし、日本のネットワークに接続できるというもの。これにより、一部のWebサイトやWebサービスの利用が制限されている国などでも、日本と同じようにWebサイトを利用できるとうたう。

　ルーター本体は、VPN設定や契約が済んだ状態で出荷される。スマートフォンやタブレット、パソコンは、海外渡航前にVPN接続の設定をあらかじめ済ませておく。海外のモバイルネットワークなどの環境下でも、VPN接続により、Gmail、Twitter、Facebookなどが利用できるようになる。

　また、国内に設置したルーターの設定により、同じネットワークにあるNASやファイルサーバーの参照も可能。VPN接続の同時接続は最大5台。VPN接続時のルーターの実行スループットは46Mbps。

　「どこでも日本 VPN」の有線部分の仕様は、100BASE-TX/10BASE-Tで、LANポートが4つ、WANポートが1つ。無線LAN機能は搭載されない。VPN機能はプロトコルとしてIPsec、L2TP over IPsec、PPTP、GREをサポート。

　対応OSはWindows XP～、Mac OS X 10.6～、Android 4.1～、iOS 6～。大きさは約167×28×110mmで、重さは約200g。