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Visaとブラジルの銀行、五輪会場でNFCのウェアラブル決済を提供

 Visaとブラデスコ銀行(Bradesco)は、ブラジル国内向けに、NFCで決済を行えるブレスレット型のウェアラブル端末を発表した。現在は実証実験を行っており、8月のリオ・オリンピックの会場を皮切りに提供が開始される。当初は約3000人が参加する予定。

「Pulseira Bradesco Visa」

 ウェアラブル端末の「Pulseira Bradesco Visa」は、NFCによる非接触通信で決済が可能なブレスレット型の端末。ブラジル国内でのみ利用でき、対応するリーダーライターは同国内に100万台以上が設置される予定。リオ・オリンピック期間中のオリンピックパークに設置される4000台のPOS端末は、すべて「Pulseira Bradesco Visa」に対応する。

 「Pulseira Bradesco Visa」はスマートフォンのアプリと連携し、アプリで履歴や残高、利用の停止、付帯するプリペイドカードへのチャージが可能になっている。同端末による決済は、Visaのカードと同等の条件で保護されるとしている。