SIMフリーでLTE対応の高性能通信モジュール、セイコーが発売

　セイコーソリューションズは、SIMロックフリーでLTEに対応した通信モジュール「MM-M500」シリーズを2016年秋に発売する。

「MM-M500」シリーズ

　「MM-M500」シリーズは、IoTやM2Mの通信モジュールでも用途に合わせてSIMカードや通信キャリアを選びたいというニーズに応えるものとして開発された。クアルコムのソリューションを採用することで高速通信だけでなくさまざまな機能に対応する。開発・生産ともに国内で行われ、高い信頼性や安心のサポートも謳う。

　通信速度はLTEで下り最大150Mbps、上り最大50Mbps（理論値）。W-CDMAも下り最大14.4Mbpsでサポートされる。

　FDD-LTEの対応周波数帯は2.1GHz、1.8GHz、800MHzで、対応バンドは1、3、18、19。W-CDMAは2.1GHz、800MHzで、バンド1、6、19。アンテナは外部2本。SIMカードは外付けのインターフェイスに加えてeSIMに対応予定。

　対応機能は、音声通話、VoLTE、SMS、緊急速報、ユーザーアプリ実行環境、FOTA、GNSS、GPS/GLONASS。

　マウントタイプはM.2。電源電圧は3.7V。動作温度範囲は-20℃～+60℃。大きさは約30×42×2.4mmで、重さは約6g。