【Mobile World Congress 2018】

オンキヨー、4Kタブレット「GRANBEAT Hi-Res Tablet」を参考出品

 オンキヨーは、Mobile World Congressに初めて出展し、4K動画やハイレゾ音源の再生にこだわったAndroidタブレット「GRANBEAT Hi-Res Tablet」を参考出品している。

GRANBEAT Hi-Res Tablet

 同端末は、12インチの4Kパネルに加え、4つのスピーカーを搭載することで持ち運べるパーソナルシアターを実現するタブレット。チップセットはSnapdragon 820で、4GBのメモリー、64GBのストレージを装備。OSにはAndroid 8.0を搭載する。バッテリー容量は1万2000mAhで、5メガピクセルのカメラを前面・背面に装備する。

 スマートフォンとして登場した「GRANBEAT DP-CMX1」のタブレット版ということで、高級感のある外観やこだわりのハイレゾ関連機能を受け継ぐ。DTSが新たに開発したDTS:X Premiumを搭載することで、豊かなサラウンド感を実現。

 発売時期や価格、販売地域などの詳細は不明だが、製品としての完成度は高く、近く発売されるものと見られる。

スマートスピーカーを持ち運ぶとどうなる?

 同社のブースでは、CESでも紹介された首掛け式のスマートスピーカー「AIスマートウェアラブル」や、車載での利用を想定したスマートスピーカー「AIスマートオートモーティブ」の2製品も参考出品されている。いずれも同社が開発する「Onkyo AI」に対応している。

 前者はスマートフォンと連携して動作するのに対し、後者はSIMカードスロットを装備し、単体で動作する。また、ノイズが多い車内においても正しく音声認識できることを目指しているという。

 いずれも開発途中とのことで、実際の商品化にあたっては外観や機能が大きく変更される可能性もある。担当者によれば、屋内で利用するスマートスピーカーに対し、これらの製品ではモバイル環境でどのような機能が求められるのかを追求していくことになるという。

 なお、AIスマートオートモーティブについては、展示会場内のトヨタ自動車のSDL(スマートデバイスリンク)コーナーでもデモが行われている。

Onkyo AIの利用例
AIスマートウェアラブル
AIスマートオートモーティブ
AIスマートオートモーティブの概要