【IFA2013】

フラットデザインUIのスマホを展示するTCL

 Firefox OS搭載端末「OneTouch Fire」などを手がける中国メーカーのTCLは、6インチのスマートフォン「OneTouch Hero」を発表、IFAの同社ブースに端末を展示した。同社は、通信機器ベンダーのアルカテル・ルーセントと合弁会社を作り、「ALCATEL」ブランドのラインセンスを受けている携帯電話メーカー。安価なフィーチャーフォンに加え、最近ではスマートフォンの開発にも積極的だ。

中国メーカーTCLのブース

 OneTouch Heroは同社のフラッグシップモデルで、1.5GHz駆動のクアッドコアCPUを採用。ディスプレイの解像度はフルHDとハイスペックだが、厚さは8.5mmに抑えている。OSにはAndroid 4.2を採用し、3400mAhの大容量バッテリーを搭載。背面には13メガピクセルのカメラを搭載し、スタイラスによる手書きにも対応する。また、SIMカードを2枚させるデュアルSIM仕様となっている。

6インチのディスプレイを搭載した「OneTouch Hero」。日本では珍しいデュアルSIM仕様となる。ディスプレイのベゼルが非常に狭いのも特徴だ
背面はマットな仕上げになっており、13メガピクセルのカメラを搭載する
端末とペアで使用する、フィーチャーフォン型子機も展示されていた

 UIにも特徴があり、アイコンは正方形で立体感がないフラットデザインとなっている。ウィジェットもシンプルで、立体感は最小限に抑えられている。このUIは、同社の他の端末にも共通したもの。IFAのTCLブースには、「OneTouch idol」シリーズや「OneTouch Pop」シリーズといったコンパクトな端末も展示されていたが、これらにもフラットデザインのUIが搭載されている。

アイコンのほか、ウィジェットにもフラットデザインを採用
コンパクトな「OneTouch idlo mini」
エントリーモデルの「OneTouch Pop C5」。このC5のほか、「C3」「C7」と、スペックによるバリエーションがある

石野 純也