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DNP、NFC対応の情報配信端末に乾電池ケース

ケーブルレスで運用可能、みずほ銀行で導入

 大日本印刷は、おサイフケータイおよびNFC対応のスマートフォンをかざすと、サイトへの誘導などができる端末「プチポルタ2」で、新たに電池ケースを開発、本体に装着して運用できる一体型の提供を開始した。3月下旬からみずほ銀行で導入されている。価格は電池ケース単体で2900円(税抜)、電池ケース一体型プチポルタ2で1万2900円(同)。

 「プチポルタ2」は、2011年12月から提供されてきた情報配信端末。おサイフケータイやNFCに対応したスマートフォンをかざすと、URLを渡してサイトへ誘導したり、メールソフトやアプリを起動させたりでき、約2万台、販売されている。これまでも外付けバッテリーが提供されてきたが、ケーブルで繋ぐ形だったため、持ち運びや設置といった面で改善を求める声が寄せられ、今回、新たに電池ケースが開発され、本体に装着して運用する電池ケース一体型が提供されることになった。

 電池ケースは、厚みが15.4mm、重さは約37g(乾電池含まず)で、単4電池×2本で約45日間、連続稼働する。既に「プチポルタ2」を導入済の場合、電池ケースのみ購入して運用することもできる。

 運用例として挙げられているみずほ銀行では、全国約400店舗に約700台が導入された。行員がプチポルタ2を手にして、来店した客のスマートフォン、携帯電話をかざしてもらってアンケートサイトへ誘導している。また、みずほ銀行では2月より電源アダプターを使うプチポルタ2を約1600台導入して、店頭にNFC対応POPとして設置済とのこと。おサイフケータイやNFC対応スマートフォンをかざすと、みずほ銀行のアプリのダウンロードへ誘導している。

関口 聖