ニュース

ナースコールとクラウドPBX、公衆PHSが連携するサービス

 ソフトバンクテレコム、ウィルコム、アジルネットワークスは、サービス付き高齢者向け住宅に提供するシステムとして、クラウドPBXと公衆PHSを連携させた「ナースコール連携サービス」を11月1日より提供する。

 今回提供されるサービスは、ケアコムの高機能ナースコール情報通信システム「CICSS」と、アジルネットワークスのクラウドPBX、およびウィルコムの公衆PHSを連携させたもの。入居者からの呼び出しへの応答通話が公衆PHSを使って行えるほか、職員同士の内線通話、外線通話にも対応する。また、職員へのEメールによる一斉通知機能なども備えている。

 クラウドPBXなどを活用することで初期導入コストが大幅に抑えられるとしており、コスト面でナースコールや構内PBXの導入が難しかった施設でも、システム構築が可能になるとしている。また、職員が複数の施設を担当場合でも、外部転送やPHS同士の無料通話に対応したシステムにより、低コストに高機能なコミュニケーションシステムを実現できるとする。

 参考価格は、40部屋、ナースコール子機55台、PHS端末10台の場合で、初期費用が14万7000円~、利用料が月額3万6750円~。

太田 亮三