KDDI、リモートアクセスなど法人向けサービス拡充


 KDDIは、法人向けのリモートアクセスサービスを新たに提供する。また、ビジネスアプリを集めた「ベーシックパック」では、このリモートアクセスサービスを含め対応サービスが拡充される。「スマートバリュー for Business」では、対象の固定通信サービスが拡大される。

 KDDIが新たに提供するのは、リモートアクセスサービス「KDDI Flex Remote Access」。6月1日より提供が開始され、1IDあたりの利用料が月額525円となっている。同サービスでは、1つのIDで、パソコンをはじめauのスマートフォンやWiMAXの回線などから社内のイントラネットにセキュアな通信環境でアクセスできるサービス。ID単位での管理や自動再接続が可能で、有料の冗長化オプションも用意されている。「KDDI Flex Remote Access」の利用には別途「KDDI Wide Area Virtual Switch」の契約が必要。

 また、ビジネスアプリを集めたパックを月額課金で提供する「ベーシックパック」では、ベーシックパック版「KDDI Flex Remote Access」が用意され、インターネット経由のリモートアクセスのみ利用できる。

 KDDIと沖縄セルラーが提供する「ベーシックパック」は、法人でニーズに高いビジネスアプリをパックにしたもの。利用料は月額390円。セキュリティサービスやファイルストレージ、グループウェアなどの機能がすでに提供されているが、5月8日より上記のベーシックパック版「KDDI Flex Remote Access」と、「KDDI Smart Mobile Safety Manager」が追加される。「KDDI Smart Mobile Safety Manager」はマルチOS(Windows Phoneを除く)に対応した端末管理サービスで、端末情報の取得、遠隔のデータ消去、端末ロックといった機能が提供される。

 「スマートバリュー for Business」では、5月14日より対象となる固定通信サービスが拡大され、「KDDI Wide Area Virtual Switch」などイントラネットサービスも適用対象となる。加えて、KDDIの販売パートナーが提供するイントラネットサービスも適用対象となる。

 

(太田 亮三)

2012/5/7 16:28