CSK西日本、iPhoneを利用したeラーニングシステム「BeeDance」


「BeeDance」イメージキャラクター

 株式会社CSKシステムズ西日本は6日、教員用PCから学生用iPhoneに随時出題でき、学生からの回答を教員用PCに即座にグラフ表示できる、ラーニングシステム「BeeDance(ビーダンス)」の販売を開始した。価格は「BeeDance」サーバーソフトウェアの年間ライセンスが1クラスあたり30万円。

 「BeeDance」では、教員はPCの簡単な操作で、学生用端末のiPhoneまたはiPod touchに問題を出題することができ、学生からの回答結果は教員用PCに即座にグラフ表示できる。

 「BeeDance」のサーバーソフトウェアは1クラス単位での年間ライセンスが30万円。学生のiPhoneやiPod touch用のアプリケーションは「App Store」から無料でダウンロードできる。「BeeDance」導入には、教員端末用PCとサーバー用PC、無線LAN、学生用のiPhoneまたはiPod touch端末が必要となる。

 CSKシステムズ西日本では、大学の授業が一方的な情報発信になりがちで、教員からは学生が積極的に参加でき、学生の理解度を把握できる仕組みが欲しいという要望があったことから「BeeDance」の開発に取り組んだ。「BeeDance」導入により、「授業中に小テストやアンケートをひんぱんに行うことで、学生の理解度を把握し素早いフィードバックを与えることができ、学習効果の向上が見込める」としている。

 「BeeDance」は大阪大学などでトライアル導入を行っており、好評を得ているという。CSKシステムズ西日本では、今後ソフトバンクBB、ソフトバンクモバイルと共同で全国の高等教育機関に向けて「BeeDance」導入を提案、今後3年間で新規100件の導入を目指す。

「BeeDance」導入イメージ



(工藤 ひろえ)

2009/11/9 06:00