KCCS、パーソナルコミュニケーションシステム「Flex-Eye」


 京セラコミュニケーションシステムは、IPベースのパーソナルコミュニケーションシステム「Flex-Eye」を10月26日より提供開始した。「Flex-Eye」はFlex-Eyeサーバー機と同時接続ライセンスや導入サポート、年間サポートをセットにしたアプライアンス型ソリューションで、5ライセンスパック82万9500円から。2010年1月には、携帯電話やPHS、自宅のIP電話にもコールすることができる電話連携機能のオプション提供を予定している(価格未定)。

Flex-Eyeによるソリューションイメージ

 「Flex-Eye」は、社員が個人のIDで利用できるコミュニケーション環境を提供し、業務用パソコンを使ってソフトフォンで内線電話をかけ、同時に複数の相手と、映像、音声、チャットで会議をすることができ、共有の資料も利用できる。

 2010年1月に提供予定のオプションサービス「電話連携機能」を利用することで、携帯電話やPHS、自宅のIP電話にもコールすることが可能になり、社内での勤務時のほか、出張や外出時、在宅時などもスムーズなコミュニケーションを実現するとしている。

 ライセンスはクライアント同時接続数で提供され、5ライセンスパック(クライアントインストールは20台まで)が82万9500円、20ライセンスパック(同80台まで)223万8600円。サーバーは5ライセンスパックがMini-ITX規格のコンパクト機、20ライセンスパックはラックマウント1Uサイズで提供。サーバーは導入企業の利用環境設定済みで、企業内LAN上に設置される。

 個人IDはクライアントインストール制限には関わりなくいくつでも設定可能。また、業務システムとネットワークを共有するため、業務システムに影響しないよう、ネットワーク帯域の制限機能を搭載しており、拠点ごとのクライアント接続数制限もできる。

「Flex-Eye」のプレゼンス情報表示画面

(工藤 ひろえ)

2009/10/27 06:00