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LoRaWAN、日本を含むアジア向け周波数帯の認証サービスが開始

 東陽テクニカとDEKRA Testing and Certificationは、東陽テクニカ/DEKRA 日本ラボにて、IoT向け通信規格「LoRaWAN」の日本を含むアジア10カ国向け公式認証試験サービスの提供を開始した。

 LoRaWANは、低電力・広いエリアが特徴のIoT向け通信規格の1つで、LoRa アライアンスという業界団体が推進している。

 公式認証プログラムはこれまで、欧州、北米、韓国向けの3種類があったが、8月にアジア10カ国が対象となる「LoRaWAN V1.0.2 for AS923MHz ISM Band」が追加された。「AS923MHz」認証プログラムは、ヨーロッパ向けの仕様をベースに、周波数帯などが変更されている。

試験環境のイメージ

 東陽テクニカ/DEKRA 日本ラボでは、欧州(EU863-870MHz)、北米(US902-928MHz)、韓国(KR920-923MHz)に加え、新たにアジア10カ国向け(AS923MHz)の提供を開始し、LoRaWAN公式認証プログラムが提供されている4地域にすべてに対応した。あわせて、各国の電波法規に対応する型式認証(日本における“技適”など)の取得代行サービスも、世界200以上の国と地域を取得対象として提供している。