本日の一品
ちっちゃな立方体に“約8つ”の機能が詰まった「WonderCube」
(2016/1/6 06:00)
クラウドファンディングサービス「Indiegogo」にて、3月頃から出資を募集していた「WonderCube」。説明を読んでいるうちに興味が湧き、かつチェックした時にはすでに目標金額を達成していたので、えいやっと出資してみた。8月頃に出荷予定としていたが、製品改良などで延期、12月に入ってからやっと届いた。以前、別のクラウドファンディング発の製品(※関連記事)に手を出した時も発売が延期されたので、クラウドファンディングはそういうものなのかな、と思う。
「WonderCube」は約1インチの立方体に、スマートフォンやパソコン向けの機能を8つ搭載する、とうたうガジェット。搭載する機能は、内蔵のmicroUSBケーブル(購入時にLightningも選択できる。MFi認証を取得しているかどうかは不明)を使ったスマートフォンの充電、パソコン・スマートフォン間でのデータのやり取り、緊急充電、microSDカードリーダー、外部メモリ(microSDカードを入れて使用)、スマートフォンスタンド、LEDライト。機能の分類を細分化しすぎている印象で、本当に8つとカウントしていいのかは疑問が残るが、とにかく小さなボディにいろいろな機能が詰め込まれている。
まずはmicroUSBケーブルとして使ってみた。矢印アイコンが刻まれた場所をスライドしてmicroUSB端子と18mm程度の短いケーブルを引っ張り出し、ケーブルと対面に位置する箇所に折り込まれたUSB端子を引き出せば、利用可能な状態になる。
USB端子の裏側はmicroSDカードスロットとなっている。パソコンとつないでmicroSDカードリーダーとして使ったり、スマートフォンと接続して補助ストレージとして使えるのはなかなか便利。
スマートフォンスタンドとして使うには、キャップを外すと露出する粘着性のプレートを、スマートフォンの背面にくっつけるだけ。スマートフォン背面がカーブしていたり、重すぎると機能しないことがあるが、本格的なスタンドよりは持ち運びやすいというメリットがある。
microUSB端子を引き出してからカバーをつまんで持ち上げると、見慣れないプラグが見える。このプラグは9V電池用で、セットすればスマートフォンの緊急充電が可能に。9V電池を使う機会はあまりないかもしれないが、コンビニでも売っているので入手はしやすい。
1つ1つの機能を利用するには本体を変形させる必要があるので使いにくさは否めないが、常備しておけばいざという時に役立つ。筆者は普段からリュックに取り付けておき、緊急事態に備えておくことにした。割高感はあるが、アイデアの光る面白い一品だ。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
---|---|---|
WonderCube | Indiegogo | 49ドル(プレオーダー価格) |