本日の一品
「テープ黒板」でどこでも学校の黒板に!
(2015/11/16 06:00)
まだまだ日本が元気だった昭和な時代に教育を受けた筆者には、学校には「黒板とチョーク」が付き物だと思っている。大学で教えていた時も、子供の頃から慣れ親しんだチョークを使っていたが、最近の学校は違うのかもしれない。
一時は世間から消えたように見えた黒板とチョークだったが、いまや街のチョット洒落たレストランのシェフ手書きのランチメニューなどで使われるオシャレなアイテムになっている。
パーソナルな手書きの世界では、昨今流行のタブレット端末を筆頭に、相変わらず根強い人気のノートに筆記具、デジタルペーパーやブギーボードなどのニューテクノロジー物などがある。一度は絶滅しかけ、ふたたび盛り返してきた黒板とチョークにも、まだまだ個人の生産性向上には寄与する余地があるように思える。
本日ご紹介するのは、「ダストレスチョーク」(炭酸カルシウム)を生みだした日本理化学工業の「テープ黒板」だ。タブレット端末やノートのように大量の筆記面積を提供するものではないが、必要なときに必要なところに「黒板」を作り出す商品だ。
「テープ黒板」には同社のダストレスチョークのスリム・ショートバージョンと、ベースを和紙で作った18mm幅の黒いマスキングテープがセットになっている。細身のダストレスチョークは筆記時についつい力が加わって折らないように専用の真鍮製のチョークホルダーが付属する。
実際の使い方はきわめて簡単。一時的に何か目印を付けたいモノや、何かメッセージを書いておきたいアイテムに、必要な長さのマスキングテープを指先で引きちぎって貼り付ける。そしてそのテープの上に必要なメッセージや記号をスリムチョークで描くだけだ。
和紙のマスキングテープは、一般的な黒板よりはるかにチョークの粉のノリが良く快適に描ける。チョークの粉は指先でこすれば教室の黒板と同じように簡単に落ちてしまう。そこを便利に使うか不便だと感じるかは用途にもよるだろう。そこも教室にある黒板とチョークの関係と同じだ。
また、マスキングテープは表面が多少センシティブなモノに貼り付けて、時間が経過しても対象物の表面を傷めることがなく、綺麗に剥がれるのが特長だ。一般的な付箋よりは遥かに粘着力は高いが、剥がすことも容易な素晴らしい素材なのだ。
本来のマスキングテープの使用目的以外にも、筆者は、盗難の多い海外で使うカメラのブランドロゴを隠す場合などにも便利に使っている。多少大きなペンケースならテープ黒板は収納可能だ。どうしても収納できない場合は、マスキングテープのロールを握りつぶして楕円形にして持ち運んでも支障はない。
「テープ黒板」の黒いマスキングテープとスリムチョークは、余裕があるなら、いやあまり余裕が無くても常時ペンケースに入れておけば、ここぞという時に役立ってくれるに違いない、「古くて新しい」ステーショナリーアイテムだ。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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テープ黒板 | 日本理化学工業 | 756円 |