本日の一品

「DIY電卓」に自分だけキートップを描く

 「個人」にフォーカスする習慣や伝統が長くある米国市場には、「パーソナライゼーション」というマーケットがある。自分専用のユニークなステーショナリーやIT系機器など、人が身近で活用するアイテムを、個人にあわせてカスタマイズするビジネスだ。ネームプレートのカスタマイズから、カラー選択、モジュール構造のパーツの組み合わせなどによって、その人だけのオリジナルな商品を作れるというのが売りだ。

「THE D.i.Y CALCULATOR」は自分専用のソーラー電卓を30分で作るこだわりアイテムだ

 今回ご紹介する「THE D.i.Y CALCULATOR」も、自分だけのオリジナルな電卓を、簡単に短時間で作成できるキットだ。パッケージの中身には、表面が白いリーガルパッド紙イメージの電卓本体。そして電卓の各キー位置が分かるテンプレート、簡単な英文の取説。

パッケージには電卓本体、キーボード位置を割り出すテンプレート、取説の3つ

 キットの電卓は一般的な電卓に比べてかなり大きいが、ソーラー電池駆動でバッテリーの交換は不要だ。本体は少しハードな薄手のスポンジ製、内部には電卓の論理回路がインテグレートされ、入力キーボード部分は、白いリーガルパッドイメージの厚紙で作られている。

一般的な電卓と比べるとデカいが、お絵かきのカンバスだと思えば納得

 キー位置に穴の空いた付属のテンプレートを電卓本体の表面に当てて、「ON」の部分を押すと電源が入る。試しに任意のキー位置を指先で押してみると、電卓はきちんと反応していることが分かる。あとは、このテンプレートでキー位置を理解しながら、電卓ユニークな数字や符号、様々なイラストを書き加えていけば「THE D.i.Y CALCULATOR」は完成だ。

 描くためのツールとしては、油性のボールペンやマーカーが最適だ。時間の余裕とセンスがあれば、金や銀などの筆記具にシールや柄物のマスキングテープ、ビーズやスパンコールなどを使って、華やかに仕上げることもできるだろう。

イラストを描くには耐水性や油性のボールペンやマーカーが便利だ
ゴールドやシルバーの油性ペンを使って豪華な雰囲気を引き出すことにした

 まずは練習を兼ねて電源スイッチの「オン」と「オフ」のキーを最初に描いてみた。電卓本体にテンプレートを当てて、後で不要になればいつでも消せる鉛筆で、電卓上に目印を付ける。そしてテンプレートを外して、その目印を中心にして適度なサイズで、電源のオン・オフをイメージするボタンを描けば電源オンオフキーは完成だ。

 この手の創作活動は凝りだしたらキリが無さそうだが、いろいろ個人の感覚で自由に作り込めるところが「THE D.i.Y CALCULATOR」の面白いところだろう。この要領の繰り返しで、数字キーや加減乗除の機能キー、メモリーアクション・キーなどを描き終えたら完成だ。

付属のテンプレートを正確に当てて、キーの位置を鉛筆でマークする
鉛筆の目印を頼りにして、自分専用のわかりやすい電卓キートップを描く

 電卓表面全体に渡るイラストなどは、数字キーを描く前にやっておいたほうが良いかもしれない。ポップなカラーコンビネーションで彩るもよし、大人なモノクロできわめてもグッドだろう。構想さえ決まっていれば、ほぼ30分もあればカスタム電卓ができあがる

全てのキーを書き加え、お好みのイラストを描いて完成だ

 この手の商品は、既に別会社から発売されている「ペーパーデジタル腕時計」や「紙のデジタルカメラ」などがある。いずれも楽しいモノだが、絵心と統一したカラーコンセプト、デザインコンセプトがあれば、3つ揃うことでプラスアルファの相乗効果が期待できそうだ。

同じようなコンセプトで提供されている3つのカスタマイズ商品を並べてみたが、改めて、コンセプトの統一感や絵心の重要性を思い知った

 しかし、過去に作った筆者の作品を全てかき集めて見てみると、残念なことに、ごちゃごちゃとしたイメージしか感じられない。「自分でやっちゃう!」DITというのは意外と奥が深くて難しいものだ。

製品名購入先購入価格
THE D.i.Y CALCULATORヴィレッジヴァンガードお茶の水店777円(税込)

ゼロ・ハリ